審査結果発表
第3回やなせたかし文化賞
2025年4月12日(土)OMO7高知にて、第3回やなせたかし文化賞授与式を開催しました。選定委員から受賞者5組に表彰状と記念メダルが贈られ、続くパーティーでは、やなせたかしが制作に携わった楽曲を、地元の合唱団や商工会女性部の皆さん、やなせ本人と親交のあった歌手の方々から披露いただきました。また、やなせデザインのキャラクターたちも登場し、会場を盛り上げました。




PART1第3回受賞者展
リト@葉っぱ切り絵展
大賞を受賞したリト@葉っぱ切り絵さんが実際に切り出して完成させた葉っぱ切り絵作品を中心に、葉っぱ切り絵に出会う以前に取り組んだスクラッチアートや立体作品など計60点をご紹介しました。全国を巡回するリトさんの展覧会である「葉っぱの小旅行」四国初開催展としても位置付けられた本展では、高知県のご当地モチーフが散りばめられた葉っぱ切り絵作品「葉っぱの小旅行 in 高知」を初公開。イベントではリト@葉っぱ切り絵さんを講師にお呼びした葉っぱ切り絵ワークショップほかサイン会も開催しました。




PART2第3回受賞者展
鈴木まもる展
絵本作家、画家、鳥の巣研究家としてご活躍される鈴木まもるさんの描いた絵本原画のほか、鈴木さんが世界各国から集めた鳥の巣の実物など計55点を展示しました。イベントでは枝や木の実、毛糸、綿などの素材をつかって自分だけの鳥の巣をつくるワークショップの実施に加え、鈴木さんを講師にお呼びした講演会を開催し、鳥の巣の魅力や絵本づくりへの思いをお話しいただきました。




PART3第3回受賞者展
きくちちき展
絵本作家としてご活躍されるきくちちきさんの描いた絵本原画や陶芸作品を展示しました。イベントではきくちさんご本人による絵本の読み聞かせに加え、会場でリアルタイムに作品を描いて完成させていくライブペインティング、サイン会を実施。このほか絵本完成までのエピソードや今後挑戦してみたい技法などをお聞かせいただきました。




里中 満智子選定委員長(マンガ家)
他ではとりあげられるチャンスの少ない作品や活動を応援する結果となり、やなせたかし先生の願いである「すみずみまで公平に光があたる世界であって欲しい」が実現している。
やなせ先生、今回も素晴らしい活動が選ばれました。見てくださっていますよね。
内川 雅彦(高知新聞社 編集局 学芸部)
大木 由香(認定NPO法人高知こどもの図書館館長)
黒井 健(絵本画家・イラストレーター)
梯 久美子(ノンフィクション作家)
立原 えりか(童話作家)
順位を決めることは、とても難しいです。
みんな、1番!
早川 史郎(作曲家)
その中で私が注目したのは「人間は音楽をどのように受容するのか」というテーマを多くの困難を乗り越え、するどく、きびしく、そして愛を込めて取り組んでいった「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の表現活動であった。
現代のこどもたちはさまざまなメディアが発達するなかで「音楽」を耳からだけではなく、「目で聴いてからだで歌う」という能力を身につけてきたことがわかり研究が進んでいる。
この受賞は「言語と音楽」という重大なテーマを残しつつもこれから取り組んでいかなければならないと思う。
牧野 鈴子(イラストレーター)
「リト@葉っぱ切り絵氏」の精密で楽しい表現、「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の子供たちの生き生きとした表情、「鈴木まもる氏」の丁寧で誠実な制作姿勢、「いわいとしお氏」のユニークな発想、「きくちちき氏」の大胆な画風の中の自然に対するやさしい眼差し…受賞者の皆さんの作品は、それぞれが人の心をつかむことでしょう。
山根 青鬼(漫画家)
今回も素晴らしい作品に出会えた事を選定委員として嬉しく思います。
有難うございました。