シンポジウム
第2回やなせたかし文化賞
「アンパンマン」の作者、やなせたかし(1919~2013年)の遺志を継ぎ、子どもための優れた作品を制作した個人・団体を顕彰する第2回「やなせたかし文化賞」の受賞者が、いよいよ2022年2月6日に決まります。
賞の発表を前に審査を務める選定委員9人に、やなせとの思い出や、賞への思いを語ってもらいました。
また第1回やなせたかし文化賞大賞を授賞したtupera tupera(ツペラツペラ)からの特別コメントも掲載します。
内川 雅彦
うちかわ まさひこ
宇野 亞喜良
うの あきら
梯 久美子
かけはし くみこ
田島 真紀
たしま まき
立原 えりか
たちはら えりか
早川 史郎
はやかわ しろう
牧野 鈴子
まきの すずこ
山根 青鬼
やまね あおおに
tupera tupera
クリエイティブユニット
記念すべき第一回の大賞を頂き、最も嬉しかったことは、活動を通してこれまでに出会ったたくさんの方から祝福を頂いたことです。
一緒に仕事をしてきた方や各地でワークショップやイベントをしてきた皆さんとの繋がりに、改めて感謝する機会になりました。
又これまでの自分たちの活動を振り返る良い区切りにもなり、今後も新鮮な気持ちで作品をつくり活動をしていこうと思いました。
演劇や映画、展覧会等、一つの空間に多くの人が集まって鑑賞するような機会が、コロナ禍で減ってしまいました。家の中でも、本を開いたり、オンラインやTV等で、触れられる作品はたくさんありますが、やはり現場のその空気の中で体感する経験は特別だと思います。文化的なエンターテインメントの場が途絶えることなく、収束後にまた盛り上がっていけるよう!自分たちも活動を続けていきたいと思っています。
子供には、一般的に“良い”とされるものを大人が押し付けるのでなく、多種多様な文化に触れ、そこからその子のアンテナにひっかかるものが見つかったらいいなと思います。みんなが素晴らしい!と言っているものを本当にそうか?と疑ってみたり、逆に、誰にも注目されていないようなものが自分を感動させたりすることもあるかもしれません。
先入観なく、いろんな作品を観て感じて、自分の引き出しをいっぱいにしてほしいです。
今やりたいと思っていることを、今できるかたちで、どんどんチャレンジしてください!
自然の中にも、町の中にも、家の中にも、面白いものがたくさんあふれています。
自分の目で、手で、心で、感じて、毎日を楽しんでいきましょう!