審査結果発表

第1回やなせたかし文化賞

賞金:50万円副賞:メダル
村岡マサヒロ 漫画家

プロフィール

1976年5月1日生まれ、高知県吾川郡いの町出身。
2000年、ヤングチャンピオン(秋田書店)増刊号にて4コママンガ「ミドル未熟児」でマンガ家デビュー。
2004年より高知新聞夕刊にて、地元の方言である土佐弁を使った4コママンガ「きんこん土佐日記」を連載。
主に4コママンガ、ショートマンガ、イラスト、キャラクター作成などで活動。
地元高知県において精力的にワークショップやトークイベントを開催。
東京都のブックギャラリーポポタムで定期的に個展を開いている。

著書

  • 『肉までABC』 (著・村岡マサヒロ、2009年)
  • 『きんこん土佐日記』1~10巻 (著・村岡マサヒロ、高知新聞社、2006~2019年)

その他

  • 高知「ソフトトイレットペーパー やりこいロール」パッケージデザイン
  • 高知「株式会社ダイセイ」イメージキャラクターデザイン

受賞コメント

  • 村岡マサヒロ
    今回の受賞は、身に余る光栄です。
    やなせ先生とは同郷で、私の単行本の帯に推薦文とイラストを描いていただいたことがありますが、次回単行本を出す際にも帯に「やなせたかし文化賞受賞!!」の言葉を入れ、再度恩恵に預かろうと企んでおります。
    先生のエンターテインメント精神を受け継ぎ、すみっこで泣いている人を笑顔にできるような作品創りに、今後も邁進いたします。

選定委員 選評コメント

  • 里中 満智子
    地域に根ざした創作活動こそ、地域の個性を十分に生かす表現だと思う。広い視野を持つためにも、地域性を生かした取り組みは21世紀に必要と思う。
  • 牧野 鈴子
    「きんこん土佐日記」でおじいちゃん、おばあちゃん、たくみ君の日常を通じて人柄の良さ、方言の味が楽しめる。
    老夫婦にありがちな会話がちょっとブラックユーモア的な味付けでおもしろい。
  • ちば てつや
    じいちゃん、ばあちゃん、子どもらキャラクターがみんな活き活きと可愛い。